■1/144 Vガンダム すべてのガンダムシリーズでも、特にMSの 設定全高が低いといわれるVガンシリーズ。 主人公機のガンダム(ファースト)とVガンダムの 全高(設定上)はそれぞれ18.5mと15.2mで、 実に3m以上の身長差がある。 同じ1/144スケールで比較すれば左のとおりで、 同スケールとは思えないほどの差がある。 これを1/200の ハイコンプロと比較してみると、 ハイコンと1/144Vガンの差も、さっきの 比較と同じぐらい差がありました。ちっさいなぁ。 ↓
■手首はいっしょ しかしながら、当時の造形か、 はたまたシリーズのながれが そうさせたのか。 Vガンの手は非常にちっさい。 (顔はでかいのにね) 左のとおり、2体の手首の サイズを比べてみると 1/200サイズのハイコンプロと 1/144スケールのVガンが ほとんど同じ大きさなのだ。 まぁ、これはこれで問題アリ なんじゃねーのと思いつつも、 それはそれ、しめたカンジ。 Vガン1/144シリーズが 流用できる可能性がある。 ↓
■1/144 武器セット そこでコレ。武器セット。 なつかしい響きだなぁ武器セット。 都合のいいことに、その武器セットが 1/144Vガンシリーズで出てるいのだ。 さて使えるのかどうか? 中にはポリ製の手首パーツのランナーが 2セットも入っている(下写真参照)。 3パターンの手首が左右両方で6個、 これが2セットで計12個の手首。 これが得なのかどうなのかだけど? ↓
■武器セットの手首 付属の手首をランナーから外したところ。 素材は軟質ポリエステル系樹脂、 色は明るいグレーで成形されています。 前述のとおり、握り拳・武器の握り・平手の 3種類の手首が左右両手分で構成されています。 (これが2セット) 素材が素材なんで、モールドやエッジは さすがにタルタルですが、 造形自体は結構イイカンジじゃないでしょうか? 下写真の通り、ハイコンプロの手首と比較しても 指などは肉厚でシッカリしていますが、 サイズ的には問題がない気がします。 ただ、ジョイント部分の球サイズが合わない。 ↓
■ハイコンプロにつけてみる とりあえず加工して、ハイコンプロにつけてみた。 色味の問題はあるかもしれんが、 シルエットは崩れておらず、 結構しっくりくるカンジだ。 ただ、素材が素材だけに塗装や加工に向かない。 この点が問題アリと言えなくもない。 どんな加工をしたかは下を見てのとおりで、 デザインナイフでボールジョイントを 削っただけ。 この時、削りすぎないように何度も現物で ハマるかハマらないかを確認しながら、 少しずつ削っていきました。この時、あまり キレイに削りすぎても引っかかりがないので注意。 ↓
■ボールジョイントについて 上の様に削ったままでもOKですが、よりフレキシブルに稼働させたい人は ピンバイスで穴を開け、市販のバールジョイントを仕込んでみましょう。 サイズは大体あっていれば瞬着で太らせれば普通に嵌ります。 ↓
■武器を持たせてみる 手首が付いたので、武器セットの武器を 持たせてみたんですが、これがどいつもこいつも トンデモデザインで、なんだかすげぇ物騒です。 下図の通り、左の持ち手もあるので、 当然ながら両手構えもできるんですがねぇ。 ■まとめ ・手首の形状、サイズ共に良好。 ・素材が塗装に向かない(できない)。 ・ファーストには似合わない武器。 ・HCMプロの武器は手首付属のため流用不可。 ・武器のデザインがいまいち(?)。